グループによる緊急応援体制

当事務所は個人事業ですが、一人だけで活動はしていません、会員数550人の協会に所属して、当事務所の事業エリアでは7人で代行者グループを形成し相互応援体制を確立しております、その結果24時間夜間休日でも直接の連絡が可能となっています。
夜間休日は当直者だけとか、保安センター以外に連絡の手段が無いということはありません。
休日や夜間に急な出動依頼は勿論ですが、相談事なども気楽に連絡頂けます。

また、通常ではあり得ませんが全ての代行者に連絡が取れない場合は保安センターというのがございます。
そちらに連絡頂くと受け付けた者が、お近くの緊急出動員に連絡して対応いたします。
保安センター連絡先

緊急連絡先表示
▲緊急連絡先表示
以上の連絡先は受電用設備と事務所内の判りやすい場所に掲示させていただきます。

損害賠償保険


▲直撃雷によるPC破壊

▲直撃雷によるSOGの破壊

漏電停電監視装置

本来は規制緩和の為に(毎月点検を隔月点検に等)導入された機器ですが、当事務所では規制緩和の為だけで無く、お客様の財産保護の為下記の装置の設置を進めています。

絶縁監視装置

漏電停電監視装置
▲絶縁監視通報装置
監視通報装置には漏電監視以外にも、接点入力信号を通報する機能があり、お客様の重要な設備等の状態を24時間監視して、異常発生時にはお客様の指定の方の携帯電話へメールで連絡するサービスも実施いたしております。

例−1

低圧の全回路に漏電遮断器が設置してあれば隔月点検に出来ますが、当事務所ではこれに漏電停電監視装置も設置しております。

例−2

毎月点検が必要な施設(漏電電流が50mA以上また発電所設置等)にも設置して24時間体制で絶縁状態を監視しています。

例−3

24時間稼働の汚水処理装置が停止した場合、担当の方へ数分以内で通報可能です。

試験計測機器の校正とトレーサビリティ

当事務所の試験計測機器は、国家計量標準につながる校正装置で規定の周期で校正を実施しています。
試験機器の校正は法律により義務付けられており、校正されていない機器の使用は法律違反であるばかりでなく、測定結果に信頼性が無くなり、測定結果に基づく改修依頼も意味がなくなります。
またお客様がISO認定会社の場合、校正されていない試験機器での測定データは受け取ってもらえなく、保安管理業務委託契約の解除にも繋がります。

1.交流電圧、電流、位相、周波数、時間の校正

【型式】双興電機DMM1550S
デジタルマルチメーターによる電圧、電流、位相角、時間の校正作業

電圧電流位相カウンター校正2
▲電圧電流位相カウンター校正

2.抵抗の校正

【型式】双興電機MCA-5000
標準抵抗器による低圧メガと接地抵抗計の校正作業

低圧メガ校正
▲低圧メガ校正
接地抵抗計校正
▲接地抵抗計校正

3.高抵抗の校正

【型式】双興電機HMR-100G
高圧メガ校正抵抗器による高圧メガの校正作業

高圧メガ校正
▲高圧メガ校正

4.耐圧試験用変圧器の高電圧の校正

【型式】双興電機PT-11K05
交流耐圧試験の変圧器二次側に10350Vが正しく印加されているか校正します。

耐圧試験変圧器校正
▲耐圧試験変圧器校正

4.直流耐圧試験器の校正

現在は計測機器メーカーに依頼しております。

その他メンテナンス

キュービクルの保全

写真のように錆びが発生したら速やかに錆を落として、補修します。
これにより寿命は大幅に延びます。
通常の月次点検時に半日ほど掛けて実施しています、最初に錆びてくる部分だけでも補修しておけばずいぶん長持ちします、ただし全面塗装は専門業者にお願いしています。

錆び発生
▲写真1 一部錆が発生
錆び落とし
▲写真2 グラインダーで錆び落とし

塗装
▲写真3 塗装 完了

重要な機器の劣化対策

構内第1柱のGR等は常に風雨にさらされ過酷な環境にあります。
正規寿命年数が経過する前に湿気で内部の電子部品が腐食して誤動作停電した事故がありました。
対策として全数のGR収納箱にコーキングや蓋にパッキングを取り付けました。
このようにそれほど手間の掛からない細かい対応が大切と考えております。

GRボックスコーキング
▲GRボックスコーキング