趣味はバイク

ホンダベンリィはこんな時代でした高校生の頃に初めて所有し乗ったバイク、「本田ベンリィ90」。
その頃は今じゃ考えられない「ノーヘル時代」。

それ以来、40年以上にわたって「‘88NSR250R」、「ホンダRVFホリプロホンダ仕様」、「ドリーム5 0」、「ホンダモンキー」、「モトコンポ」、「ドカテイコルセレプリカカラーのファントムF12」etc…バイクを楽しんでいる。

現在は家内と一緒に「ハーレー」に乗っているが、ホンダにはないカテゴリーの二輪車なので、ホンダ同様大事にしている。

バイクコレクション
夫婦でツーリング

バイク&F1レース観戦

アルファチャレンジの宇川徹とモータースポーツの素晴らしさや、それを通じて知り合った多くの人たちとの出会いを知って頂きたいと思います。
モータースポーツの魅力は、周囲4〜6キロメートルという広大な場所で繰り広げられる、時速300キロを超えるマシンのスピードの迫力、それにテレビ中継では感じることの出来ない加速感、ブレーキングの減速感 そしてそれを通じて知り合った人々との交流 レース=暴走と誤解されやすいですが、レース関係者はジェントルマンであり、特にバイクの場合はファンも含めてとても礼儀正しくて人間的にも魅力にあふれています。

鈴鹿サーキットメインスタンド サーキットに行っていろんな人と触れ合った記録や思い出が『サイン』です。
言葉の通じない外国選手でも、サインをお願いする時にわかる。目の動きや色紙の持ち方、ペンの走らせ方でその人の人柄がわかります。
サインを貰うことで選手との触れ合いができ、サーキットでの思い出もたくさんできます。

サインその中には、一生忘れることのできない思い出のサインもあります。
1998年の鈴鹿8時間耐久レースで有名なチームのライダーにサインをお願いしたら「俺のサイン欲しいのですか?書いたこと無いのです」と言われたが、「いえ、貴方のサインが欲しいのでお願いします」言ったら、照れながらニコニコして書いてくれました、そのサインには『チーム・ヨシムラ小倉直人』と書いてあります。

加藤大輔 ウイニングランフラッグまた、1999年の鈴鹿全日本ロードレースでも、若くて愛想の良い選手がいたのでサインお願いしたら「僕なんかだめですよ、(同じチームの)〇〇選手に書いてもらった方が良いですよ」「いいえ、せっかく出会えたのでお願いします」と書いてもらったサインは『チームjahaレーシング 加藤直樹』と書いてあります。
どちらも書いてもらった時のことは鮮明に覚えています、でも二人とも今はこの世にはいません。 サイン貰わなければこのような思い出も残らなかったでしょう。 安部典史、加藤大治郎、沼田憲保みなこの世にいないけど、この店には思い出がいっぱい残っています。 F1をはじめ、MotoGP、国内二輪、国内四輪の選手のサインが思い出とともに閲覧可能な状態で保管されています。

宇川徹選手との出会い

モータースポーツ撮影専用機1998年3月に鈴鹿サーキットで行われた、ロードレース世界選手権(通称WGP)の合同テストの見学と写真撮影に出かけました。

そこで休憩時間に世界チャンピオンを含む多くのライダーにサインを頂きました。
その中で、前年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝したホンダのワークスライダー、ベネトンホンダの『宇川徹』選手に特別な魅力を感じました。
老若男女区別なく接してくれる好青年で、それから8年間多くのファン達とサーキットやイベントに応援に出かけました。

宇川徹選手に使い終えたブーツを頂く
2003年型RC211Vと宇川徹

ムジェロサーキットにウカワフラッグ張る
イタリア応援団ムジェロサーキットにて

特に2003に年はイタリアまで応援団を結成して行くほどでした。
また現在史上最強の世界チャンピオン『バレンティーノ・ロッシ』選手に同じバイク、同じタイヤ、同じチームでガチンコで勝った唯一の日本人選手です。
その宇川選手も2005年に鈴鹿8耐で5勝という歴代1位の記録を残して現役を引退し、本田技術研究所で市販バイクの研究をする仕事に就きました。

そして、私の活動や宇川徹の存在の記録の為に、喫茶店を始めるにあたって『宇川コーナー』を作ろうと思い、本人に相談したところ喜んで頂いて、現役時代に使用した思い出の品々を提供して頂きました。 もし宇川徹と知り合わなければ「b'coffee」も無かったかもしれません。

店内コレクション
店内の宇川フラッグ 宇川選手愛用のツナギ&ヘルメット

アウトドアキャンプ

趣味の一つにアウトドアキャンプがあります。
しかしこれも元をたどれば、モータースポーツ観戦からはじまったものです。

1992年に脱サラし、その秋に初めて鈴鹿サーキットへ「F1日本グランプリ」の観戦に出かけました。 宿泊はホテルでは無く、ワゴン車で車中泊と決めて出かけました。 当時は今のようにネットで情報を集めて準備万端という時代ではなく、F1観戦のノウハウは全くありませんでした。
そんな状態での車中泊は「みじめなもの」の一言でした。 周りの観戦慣れした人たちを見て「よ〜し、来年は快適な観戦目指して準備するぞ」とアウトドア雑誌を読みあさり、実際にキャンプ場へ子供達とキャンプに出かけて、実践しました。
夜も更けて子供達が寝静まると、家内と二人で将来の夢について語り合ったものでした。
「10年後にはこんな事したい、20年後にはこんなふうになりたい」と…
それからその夢の実現に向けて力を合わせて頑張って、今の家族があります。

鈴鹿8耐でのキャンプ風景
現在のキャンピングカー

話がそれましたが、鈴鹿サーキットへ毎年観戦にいくに従いキャンプ用品も充実し、いつしか周りの人たちから羨望の眼差しで見られるほどエスカレートしました。
アウトドア生活は我々家族全員が楽しめる趣味で、ある時は娘と二人で鈴鹿サーキットのオートキャンプ場へ、ある時は息子と富士スピードウェイへ草むらのワイルドなキャンプへと出かけて、親子の断絶という言葉は我々家族には無縁な言葉でした。
そして最近10数年使い続けたキャンプ用のワゴン車もずいぶんくたびれてきて、また子供達もそれぞれの世界ができて、一緒に行動することがめっきり減りました。

そこで家内と相談をし、4人も寝られなくてもいいから、2人で快適に旅行できるキャンピングカーを買おうと話がまとまり、2006年からはキャンピングカーで日本中出かけています。
これでライフスタイルが一変しました。
宿の予約不要、最近の高速料金1000円等で、食糧も自前でいけばとても安上がりに九州や東北まで行けます。

写真&カメラ

私の趣味のひとつに写真があります。
高校の写真部に所属したのが始まりでずっと続けていますが、これと言った目標とか撮影対象があるわけではなく、どちらかと言うとカメラのメカニズムに興味が有ったのかもしれません。

若いうちは友達にモデルを頼んだり撮影会に行ってポートレート撮ったり、上高地、乗鞍岳、妻籠馬篭、等に行って風景写真に挑戦していました。
しかし、会社での責任が重くなって、いつしかカメラは飾って置くだけの存在になりました。
転機はモータースポーツ観戦を始めた時です、独立開業後に初めてのF1観戦に埃の積もったニコンF2と純正200mmレンズを持って行きました。

しかし、レンズは短い、ピントは合わせ辛い(年とともに目が悪くなっていた)、F1マシンをまともにファインダーの真ん中に捕えることもままならず悔しい思いをしました。
翌年はレンズを社外品の400mmにグレードアップしただけでしたが、撮影に慣れたのかアイルトン・セナが鈴鹿サーキットを最後に走った姿や、岡山のパシフィックグランプリでセナの日本最後の走りを写せたのはとても良い思い出となっています。
しかし、欲は出るもので、プロの写真と比較すればまだまだレンズが短い、ピントもきちっと合っていない、コントラストが弱い等々、不満ばかりでした。

そこで、プロのカメラマンをサーキットで捕まえて質問したり、プロカメラマンの雑誌でのコメントを読んだりした結果、当時N社のカメラが最高と信じていた私には衝撃的な事実が判明しました!
N社のカメラは精密な美術工芸品的な仕上がりの良さが有りました、しかしC社は写真を撮る道具に特化したマシンと思われました、そして年齢と共に衰えていく視力を補ってくれるオートフォーカス技術では当時超音波モーターを採用していたC社の独壇場でした。
それで経済的に少し余裕の出来た1996年にN社からC社にボディ、レンズ共全て変更しました。 未熟ではありましたが、以前よりは満足のいく写真が撮れるようになり、鈴鹿サーキットでのF1やWGP、8耐では早朝にスプーンカーブまで重い600mmと300mmレンズを担いで行き、セッションごとにヘアピン、シケイン、S字と移動して撮影するのがとても楽しかったです。
撮りためた膨大なサイン入り写真も近いうちに整理して喫茶店に展示したいと思っています。

ガレージライフ

最近始めた趣味に「ガレージライフ」があります。 10年程前に雑誌「ガレージライフ」創刊号を見つけました。
これは車やバイクの好きな人が、自分の家での生活を車やバイク主体にした様式とすべき、家やガレージ作りのノウハウを伝える雑誌です。
その雑誌を読み始めて、いつかは自分も好きなバイクや車を眺めてくつろぐガレージ空間が欲しいと思うようになりました。

しかし実際に実現することになるとは全く思いませんでした。 でも仕事に頑張って資産を入手したころから「頑張れば実現できるぞ」と思い、約5年かけて図面を描いたり、内装の仕様や照明の雰囲気の研究をして、2006年喫茶店を始めると同時にガレージも完成しました。 そこで喫茶店はモータースポーツとガレージライフとジヤズをテーマにすることとしました。

雑誌ガレージライフ・39号ガレージライフ最近雑誌「ガレージライフ」に当店が紹介されて、とても反響があり、多くの新たなお客様がお見えになりました。
狭い業界の付き合いだけでなく、日本中に友人ができてとても素晴らしいことで喜んでいます。

また、雑誌に紹介されたことで、遠く離れてしまった古い友人ともコンタクトが取れたことは全く予想外のことでした。
当店が紹介されている雑誌「ガレージライフ」は第39号です、まだ大きな書店にはありますし、直販もあるようです。